ご主人が施設入所中のため、普段は離ればなれの生活なのですが、毎週末、ご主人はご自宅に戻られています。上記タイトルは、ご自宅で療養されている奥様が体調を崩されて、私が往診した際に、涙を流しながらつぶやかれた言葉です。

私自身はといえば、配偶者から、これほど強く愛された経験がないため（本人が見ていたらすみません）本当にうらやましい関係性ですし、療養される中で、そのような純粋なお気持ちを持ち続けていらっしゃることは素晴らしいと感じます。

訪問診療の面白み・やりがいは、医療者側から利用者の方に、一方向的にサービスを提供するだけでなく、利用者の方から私たちの側に、与えていただくものがとても多いことではないでしょうか。