- 2025年7月1日
マイナンバーカードを保険証として利用することをご検討ください

訪問診療では、通常は、医療保険証をコピーさせていただいて、その情報をもとに薬を処方します。手続きには、利用者の方の氏名・生年月日・住所などとともに、保険情報をパソコンに手入力する必要がありますので、入力に5分程度かかるでしょうか。
マイナンバーカードを保険証として利用することについては否定的な意見や反発がありました。しかし、訪問診療では、マイナンバーカードを保険証として利用していただくことには利点が多いように感じられます。利点としては、1)これまでの他の医療機関での投薬内容を確認することができる、2)健診の採血検査データを参照できる、3)医療機関側の情報入力の労力が軽減される、などがあります。
マイナンバーカードを保険証として利用する際に得られる医療関連情報は、クリニックの医師が携帯するスマートフォンから、利用者の方のご自宅で、読み取ることができます(特別なシステムが必要ですので、一般のスマートフォンで情報を読み取ることはできません)。また、万一、マイナンバーカードを紛失しても、カードの中に個人情報や診療情報が記録されている訳ではありませんので、それらの情報が第三者に漏洩する心配はありません。