在宅医療

在宅医療とは

在宅医療はご自宅で療養される方とご家族の生活を支援するための医療です。
月2回程度の診療を基本として医師がご自宅を訪問し、診察・処置・投薬などを行います。

在宅医療では通院の必要がなく、診療や薬の処方の待ち時間もないため、利用者の方とご家族の負担を大幅に減らすことができます。
また、365日24時間、医師や看護婦が対応します。

「自分らしく、よりよく生きるために、どのような形の医療を提供するか」
そのひとつの答えが在宅医療です。

当院からの訪問診療をご希望の方は、事前にご契約を結ぶ必要がありますので、ご希望の方、またはご相談やご質問のある方は、受付時間内にお電話等でご連絡ください。

当院で行う診療内容

①かかりつけ医として定期的に訪問

診療計画をもとに定期的にご自宅等を訪問し、状態の確認・診療・治療・健康管理・療養の相談を行います。状況に応じて検査や処置も行います。

②緊急時の24時間対応

かかりつけの患者様に急な体調変化が生じた際など、緊急時には24時間365日対応いたします。病状次第では連携病院への受診や入院を依頼するなど適切に対応いたします。

③ご家族へのケア

患者様がご自宅で安心して療養生活を継続されるにはご家族様の協力が不可欠です。そのためにはご家族様にも余裕と安心をもって、『日常』を過ごしていただくことが必要と考えます。患者様への医療の提供だけでなく、ご家族様の不安と負担が少しでも軽減できるように努めます。

④在宅緩和ケア

がんなどの重い病気を抱えておられる患者様やご家族様には様々なつらさがあります。痛みや息苦しさ・何とも言えない体のえらさ、気持ちの落ち込みなどの精神的なつらさ等に対して、緩和治療や精神的なサポートを行い穏やかに過ごせるようにお手伝いします。

⑤ケアマネジャーや訪問看護・介護・リハビリ・調剤との連携

患者様の『ご自宅で過ごす』という思いを実現するために、地域の医療・介護の皆様方と患者様の療養情報（お身体の状態や使用薬剤・療養に関する問題点など）を共有します。また、患者様が安心してご自宅で生活できるように、関わる医療者・介護者・薬局とともに顔が見える関係をつくり、より良いサービスの提供ができるように連携を図ってまいります。

⑥様々な疾患の方を積極的に受け入れます

寝たきり状態や床ずれ（褥瘡）のある方、在宅酸素療法（HOT）、在宅中心静脈栄養（HPN）、胃瘻栄養、気管切開後、尿バルン留置、人工肛門等の医療的管理が必要な方、がんに伴う在宅緩和ケアを必要とされる方、自己注射の管理等、幅広い疾患の患者様に対応しています。

在宅医療の対象となる方

通院が難しい患者様が対象で、年齢や性別、症状の重さの程度は問いません。以下のような患者様が対象となります。

• 医療機関への通院が困難
• 認知症を発症している
• 寝たきりの状態である
• 末期がん、神経難病、重度の障害がある方 ・胃瘻や尿道カテーテル、在宅酸素療法を受けている方　など

対象になるかどうかわからないという場合はお気軽にご連絡ください。

在宅医療が適応となる疾患

脳梗塞後遺症、認知症、パーキンソン病、悪性腫瘍、慢性心不全、慢性呼吸不全、慢性腎不全、関節リウマチ・変形性関節症、老衰、廃用症候群　など

当院から訪問診療が可能な範囲

訪問可能エリアは当院を起点とした直線半径16km圏内となっています。
瑞浪市全域、土岐市全域、恵那市西部（明智町・山岡町）
ご自宅が範囲内にあるかどうかわからない場合も遠慮なくお問い合わせください。

費用について

在宅医療（訪問診療、往診）でかかる費用につきましては医療保険・介護保険・各種公費負担医療が適用となりますので、健康保険による一部負担金を支払うことになります。医療費が高額になった場合は高額療養費が適用されます（申請の必要があります）。

在宅医療費の目安

• 訪問回数や処置の内容によって、金額は変動する可能性があります。
• 処方される薬剤の費用については薬局への支払いになります。